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DATE : 2025/04/20 (Sun)
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DATE : 2007/03/09 (Fri)

  • 乳房から直接飲む場合、母乳はいつでもどこでも体温にあたためられた状態で飲める。
  • 母乳を飲んでいる子は乳幼児突然死症候群 (SIDS) 等の危険が少ない。乳首を吸うことは歯その他発音器官の発達を促す。
  • 健康上の利点が多いことは例えばAAPの声明にもみられる。
  • 母乳栄養は以下のリスクを減らすのに役立つ:
    • 糖尿病
    • 消化器炎
    • 下痢
    • 気管支喘息
    • アレルギー
    • 尿路感染症
    • 胸部の感染症
    • 耳感染症
    • 肥満
    • 注意欠陥多動性障害 (ADHD)

近年の研究によると、授乳で育った子供の知能指数の平均は、そうでなかった子供より高かった。

皮膚炎と母乳栄養に関する研究では、玉虫色の結果が得られた。母乳栄養で皮膚炎が減ったという報告もあれば、ドイツの研究結果では母乳栄養は親の社会的地位の高さ及び皮膚炎の多さと関連し、子供の皮膚炎のリスクを増すという。

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DATE : 2007/03/09 (Fri)
母乳栄養の利点は身体、精神両面にわたり、母子両者に及ぶ。子供は母体からの栄養素と抗体が得られる。授乳はまた心理的に母子の絆を強める。また、母乳栄養を行うと正常な腸内細菌叢(フローラ)が早期に形成され、下痢の防止と免疫機能に役立つ。


子供にとっての利点

母親にとっての利点

DATE : 2007/03/09 (Fri)

乳首を吸うと反射的に母乳が出る(射乳反射)。この反射はオキシトシンというホルモンによって起る。乳頭が刺激されると下垂体後葉よりのオキシトシン分泌が増加する。オキシトシンは乳腺の筋上皮細胞を収縮させ、乳汁を排出する。母乳が出る時の感覚は人によりけりで、うずく感じがする人もいるらしい。


この反射は特に初期の内は安定しない。子供をあやす情景を思い浮かべたり、子供の声(他人の子でも)を聞いたりすると、反射が亢進し、不必要に母乳 を漏らしてしまったり、本番の授乳の際に母乳の出が足りなくなったりすることがある。しかしながら、授乳を始めて2週間もすると反射は安定する。母親がス トレスや精神的な不安に晒されると、母乳の出に影響し、授乳がたいへん困難になる。

射乳反射が減弱する原因:

  • 乳頭の傷、傷み。
  • 子供からの隔離。
  • 乳房手術の既往。

母乳の出が悪い場合には、射乳反射を助ける方法がある。たとえば:

  • なじみのある落ち着いた快適な場所での授乳。
  • 乳房や背中のマッサージ。
  • タオル・シャワー等で乳房をあたためる。

DATE : 2007/03/09 (Fri)
後半の六ヵ月の間、妊婦は盛んに乳腺の成長を促す次のようなホルモンを分泌する。
  • プロゲステロン
  • エストロゲン
  • 卵胞刺激ホルモン (FSH)
  • 黄体形成ホルモン (LH)
  • プロラクチン
  • オキシトシン
  • ヒト胎盤性ラクトゲン (HPL)

妊娠5ないし6ヵ月になると、乳房は乳汁を生成し分泌できるようになる。出産まぢかには、黄色を帯びた初乳(コロストルム、コロストラム、colostrum)を分泌するようになる。これが新生児の飲む最初の母乳である。


初乳には重要な母親由来の抗体が含まれ、子供自身の免疫系が発達するまで感染防御についての一時的な繋ぎとなる。また、後に分泌される乳汁に比べ、免疫力を高める作用がある核酸類の含有量が高いほか、タンパク質含量が高く、脂質と糖質が少ない。


乳汁成分の成熟は子供が乳首を吸うことが刺激になっておこり、出産後3-4日すると脂質及び糖質が増えてくる。


初乳が出た後は、乳汁は子供の必要量分泌されるようになる。つまり、子供が母乳を欲しがる頻度と量によってコントロールされる。授乳アドバイザーによっては、母乳づくりが維持されるとして4時間に一度は授乳すること勧めている。

母乳の性質は完全には解明されていないが、含まれる栄養素は 比較的一定しており、それらは母親が食事として摂取したものから得られる。食事が不適切であれば、母親の身体そのものから得られる。水と脂質との比率は食 事と環境によって左右される。最初に分泌される母乳は水分含量が多く、脂質含量が少なく、糖質が多い。授乳が進行するにつれ(乳房が空に近くなるにつれ) 脂質含量が増える。


母乳の合成は常に行われているので、乳房が完全に「から」になることはない。


DATE : 2007/03/09 (Fri)

母親からの感染の心配がなく、子供に特定の先天代謝疾患がない場合は、母乳は子供にとって最良の食事である。


しかしながら、個人的なあるいは医学上の問題で授乳を行わないあるいは出来ない母親もいる。例えば体液を通して感染するHIVやHTLV-1は、 母乳によっても感染する可能性があり、これらに感染した女性は母乳栄養を避ける必要がある。


同様に薬品によっては母乳に移行するものもあるが、ほとんどの 場合わずかな量の移行に過ぎないので、母乳栄養しても安全であると考えられている。よって、ほとんどの女性は母乳栄養に問題がなく、医師も政府も母乳栄養 を強く勧めている。


もっとも、多くの薬品についていまなお法律上、「授乳中は服用を避けるように」という表示が必要である。


乳児にとって授乳が最良の食事手段であるため、世界保健機構(WHO)や米国小児科学会(AAP)など、多くの政府機関や国際機関が母乳栄養を推進すべく戦略を練っている。日本でも厚生省が活発な母乳推進運動を行った。

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プロフィール
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みやこ
年齢:
49
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女性
誕生日:
1975/06/16
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主婦
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読書、散歩、食べ歩き
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