category: 母乳について専門知識
DATE : 2007/03/09 (Fri)
DATE : 2007/03/09 (Fri)
母親からの感染の心配がなく、子供に特定の先天代謝疾患がない場合は、母乳は子供にとって最良の食事である。
しかしながら、個人的なあるいは医学上の問題で授乳を行わないあるいは出来ない母親もいる。例えば体液を通して感染するHIVやHTLV-1は、 母乳によっても感染する可能性があり、これらに感染した女性は母乳栄養を避ける必要がある。
同様に薬品によっては母乳に移行するものもあるが、ほとんどの 場合わずかな量の移行に過ぎないので、母乳栄養しても安全であると考えられている。よって、ほとんどの女性は母乳栄養に問題がなく、医師も政府も母乳栄養 を強く勧めている。
もっとも、多くの薬品についていまなお法律上、「授乳中は服用を避けるように」という表示が必要である。
乳児にとって授乳が最良の食事手段であるため、世界保健機構(WHO)や米国小児科学会(AAP)など、多くの政府機関や国際機関が母乳栄養を推進すべく戦略を練っている。日本でも厚生省が活発な母乳推進運動を行った。
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