category: 母乳について専門知識
DATE : 2007/03/09 (Fri)
DATE : 2007/03/09 (Fri)
直接授乳することが不可能な場合でも、母乳栄養は可能である。母乳を人工的に搾って保存しておけば、不在時においても自分の母乳を与えることができる。母乳を搾るには自分の手で搾乳してもいいし、搾乳用ポンプを用いてもいい。SNSや哺乳瓶にいれて保存する。搾乳した母乳は7時間以内に用いる。それ以上保管する場合は冷蔵ないし冷凍する。冷蔵で8日間、冷凍すると4ヵ月利用可能である。研究によると、搾乳された母乳の抗酸化作用は時間の経過とともに減少するが、それでも粉ミルクより高いレベルにある。
しばらく母子が引き離される場合でも、搾乳することで母乳の出を維持する事ができる。赤ん坊が嚥下できない場合は経鼻カテーテルを用いれば胃内に直接与えることが可能である。
搾乳は、歯が生え始めた子供にかまれたり(母親が痛がればやむことが多いのだが)して乳首が痛む場合も便利である。
搾乳した自分の乳を直接、ないしは病院をとおして他の人に提供する場合もある。他人の乳などわが子に飲ませたくない、という向きもあるが、それでも母乳栄養の恩恵に与りたいという人もいる。
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